カリキュラム概要
プログラム担当教員 メッセージ
名前
辻本将晴
所属
環境・社会理工学院 技術経営専門職学位課程 教授
メッセージ
本プログラムは、技術経営士の会の皆様の協力により、企業経営、グローバル事業、研究開発といった多様なマネジメント経験を持つ有力な実務家を講師に迎え、講師が実際に取り組んだ事例に基づく学習機会を提供します。当事者による「生きた」事例を通じた研究は、説得力と迫力が違います。表層的ではない深いディスカッションと貴重な学びが得られるでしょう。
プログラムの目的
本プログラムは、技術経営を実践する次世代の企業経営を担う人材を対象に、技術経営士の会(STAMP)のメンバーが持つ「企業経営」「新規事業開発」「研究開発/技術開発」などの豊富な実務経験をもとに、「実践例と討議課題の提示」「グループ討議/発表と解説」を通じた事例研究に取り組みます。
プログラムの学習目標
戦略的技術経営の実践における課題認識と解決に必要な考え方の修得
プログラムの特徴
- 経営や事業のマネジメントに関する豊富な経験を持つメンバーが所属する「技術経営士の会」との連携
- 技術経営士のメンバーによる「生きたケース(事例)」を通じた学習
- 経営に関する「討議課題の提示」により受講者自身が主体的に考え、講師を含めてクラス全体で議論
- 対面講義およびZoomによるオンライン講義での人数限定で「対話で学べる」学習環境
受講生の評価
【受講アンケート】 2023年度実績 5段階評価
授業の総合的な満足度はどのくらいですか 平均4.3
授業で学んだことが今後自分の業務に役立つと考えますか 平均4.5
【受講者の声】
- 非常に有意義な講義でした。プロジェクトリーダーについて理解を深められました。
- 技術経営士の講師の皆様の経験と理念がそれぞれの表現で言語されており、説得力がある血が通った講習で大変参考になりました。
- 講師の方の経験に基づく講義内容で大変ためになりました。今後の活動のヒントやアイデアを頂きました。
- プロジェクトリーダーの心構えを学べました。
- 技術者視点だけでなく経営視点で組織運営を行う際の考え方や周りとの接し方などを学べました。
- 経営者やイノベーションに必要な資質や志(マインド・スタンス)とは何かについて学べました。
- Zoomによる講義は参加ロケーションを問わず柔軟に対応することができ、大変参加しやすかったです。
- 自身が置かれている立場ごとの視座を意識し、物事を客観的に見る目を養うことの大切さを学ぶことができました。
- 経営層のものの考え方、考えるときの目を付ける箇所が、中間管理層とはかなり違っていて、そこが最も学べたところです。
- 経験豊富な講師陣、他業種参加メンバの方々との会話で、様々な意見に触れることが出来、好奇心を持つ重要性を改めて認識出来ました。
- 経営者の視点、資質を感じ取れた。また、様々な業界の中での事例を通じて、意思決定をする際の判断基準、目線を勉強することができた。
- 全10回、各2時間(以上)、Zoom開催ながらも非常に密度の濃い学び・気付きの場となりました。
- Zoomによる講義は参加ロケーションを問わず柔軟に対応することができ、大変参加しやすかったです。
学習形態
学習形態/ 時間の目安 |
前半 (60分) |
中盤 (20分+休憩20分) |
発表とまとめ (30~40分) |
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講義・事例提供 ディスカッション |
講師より実践例の紹介と討議課題が提示されます。 | 討議課題にもとづき、グループ討議(対面またはブレイクアウトルーム)をします。 | 討議結果の発表およびQ&A、意見交換などを行います。 |
(事前・事後) | 学習者は、自らの知識レベルや週末等の自由時間に合わせて推奨書籍の読書、事前課題(資料)の読書、グループ学習支援システムを通じた意見交換等によって学習します。また、提示された事後課題を検討します。 |
講義・事例と討議テーマの提示(30分)→グループ討議と発表(30分)→討議テーマの提示(15分)→グループ討議と発表(30分)→まとめ(15分)、など講師により異なります
コーディネーターご挨拶
対面形式(田町キャンパス)とオンライン形式(Zoom)の併用により、対面参加の方はより対話をしやすく、オンラインの方は、遠方や業務都合がある方が参加のしやすい学習環境をご用意します。本プログラムは、 「経営経験者との対話で学ぶ技術経営セミナー」として、 講師からの話を一方的に聞くのではなく、 対話を重視した学習形態です。具体的には、 日本を代表する企業や組織で活躍された経営経験者から実践例に基づく「事例提供」と「問題提起」をしていただき、受講生の皆さんと討議をします。受講生の皆さんが主体となり「経営者やリーダに求められる資質」「経営者視点の考え方」などを学び、 時には受講生からの問題提起や新たな論点の提示、受講者が所属する組織やプロジェクトの課題解決に向けた議論など、実務やキャリア形成に役立つ学びの成果を生み出すこともあります。昨年度に続くオンライン配信による実施は実績とともに参加のしやすさなど好評を得ています。全国からの参加も可能になり、地域性を超えたこれまで以上の多様性のある受講生同士の議論につながることも期待しています。
プログラムコーディネーター/ ファシリテーター 環境・社会理工学院 特任教授 古俣升雄